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メルロ=ポンティにおける時間性の問題
https://doi.org/10.57529/0002000144
https://doi.org/10.57529/0002000144d40da3ab-1637-4fb3-99c7-f68db3ba4203
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2024-03-12 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | メルロ=ポンティにおける時間性の問題 | |||||||
言語 | ja | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | The Problem of Temporality in Merleau-Ponty | |||||||
言語 | en | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | メルロ ポンティ ニ オケル ジカンセイ ノ モンダイ | |||||||
言語 | ja-Kana | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 時間性 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 意識の二元性 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 自己触発 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 自然的自我 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 反省 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.57529/0002000144 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
著者 |
手塚, 博
× 手塚, 博
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著者別名 | ||||||||
姓名 | Tezuka, Hiroshi | |||||||
言語 | en | |||||||
item_10002_source_id_9 | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 02865823 | |||||||
抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 本稿はメルロ=ポンティ『知覚の現象学』における時間性の問題を、自然的自我と反省的意識の二元性(第一章)および自己触発(第二章)という二つの観点から論じたものである。 第一章は自然的自我と反省的意識の二元性の問題に充てた。その際に注目したのは、経験の事後性である。人はすでに見えているものを見て、すでに聞こえているものに耳を澄ます。この「すでに」という知覚的経験と反省的意識の時間的な間隔が、反省的意識に自然的自我という非人称的な主体の存在を措定させる。反省的意識にとってけっして現在となることがありえない「本源的な過去」こそが、我々にとっての時間の原初的な経験である。 第二章では、意識の二元性という論点を踏まえて、自己触発の問題を論じた。自己触発の概念において問題になっているのは時間性と自己性の関係である。自己性の成立において時間性は決定的な契機だが、そこではまず、明示的な想起内容に還元されることのない過去への開在性という、「対象的思考」によっては把握することのない次元が問題になる。この自然的時間に属する過去への開在性を基盤にして、反省的意識は絶えず更新される現在において、過去の出来事に対してその都度新たな意味を見出すことになる。このような事態は、現在という瞬間における自然的時間の連続性の解体でもある。そして、更新される現在によって解体された自然的時間をあらためて統合するところに、メルロ=ポンティはいわば実存の時間性の成立を見出す。そして自己性もここに位置づけられることになる。自然的時間からの分化によって成立した反省的意識による時間の再構成こそが、「自己の自己への関係」の原型だからである。 以上、メルロ=ポンティにおける時間性の問題が、自然的時間の解体と実存的な時間への再統合という契機によって自己性の問題と結びついていることを明らかにした。 |
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言語 | ja | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 國學院大學 | |||||||
item_10002_description_26 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | Departmental Bulletin Paper | |||||||
言語 | ja | |||||||
item_10002_source_id_11 | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AN00087276 | |||||||
bibliographic_information |
國學院大學紀要 巻 62, p. 49-72, 発行日 2023-03 |